Diary.17 - 『第17回更新分』
コツ…コツ…
トコトコ
コツ…コツ…
トコトコ
「何で私についてくるのかしら?」
世羅の後を、先ほど倒した一角獣が追従する。
「主人についていくのは当然のことだ」
世羅は足を止めた。
そこに一角獣が擦り寄ってくる。
「……何のつもりですの?」
「人間はこういうのが好きだと聞いた」
頬に顔を摺り寄せて来る。
世羅はその頭をそっと撫でてみた。
手触りが良く、気持ちがいい。
「…………悪くありませんわね」
「だろう。毛並みには自信がある」
しばらくの時間が過ぎた。
「…何時までも和んでばかりではいられませんね」
「もう良いのか?」
「ええ。…ついて来るというのであれば、また何時でも撫でさせてくれるのでしょう?」
「主人が望むのであれば、な」
「…なら、行きましょうか。早く来ないと置いて行きますわよ」
こうして、世羅に新たなパートナーが誕生した。